玄関の寒さ対策7選|DIYからプロ推奨の本格リフォームまで|断熱リフォームの匠
コラム
投稿日 2020.09.10 / 更新日 2024.12.09
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玄関の寒さ対策7選|DIYからプロ推奨の本格リフォームまで
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廣澤 健一郎
環境省認定うちエコ診断士
地方公務員を経て、テオリアハウスクリニックに入社。前職の経験から断熱に関する補助金の取り扱い業務に精通しており、これまでに国や地方自治体の補助金手続きを多数経験。 書類の作成だけではなく、自ら現場に出て調査・工事に携わるなど、断熱の実務経験も豊富で、これまでに点検訪問した住宅は1,500件を越える。
「玄関の寒さが気になります」
「玄関の寒さ対策について知りたいです」
皆さんの住んでいる家では、玄関が寒いというお悩みはありませんか?断熱リフォームの匠にお寄せいただく問い合わせでも、リビングなどの居住部と並んで非常に多いお悩みのポイントが玄関です。
居室であれば寒くても暖房を使うことができるため、まだ我慢できることも多いものですが、もともと暖房をする想定をしていない玄関は、やはり冷え込むと感じる方が非常に多いように思います。
実際に、玄関という場所はその構造上、冷えを誘発する要素が非常にたくさんある箇所なのです。玄関の寒さを解消するにはどうすれば良いのか、詳しく解説していきましょう。
目次
「玄関が寒い」その理由とは
玄関の寒さ対策を解説するにあたり、まずは玄関がどうして寒くなってしまうのかをしっかり理解しておきましょう。ポイントは「暖房の有無」「断熱性能」「空間構造」です。
1.玄関は暖房を使う前提がない
感覚的にもお分かりかと思いますが、玄関はリビングや寝室のように長時間過ごす場所ではありません。そのため、暖房を使うことが想定されておらず、基本的に冷えやすい空間です。玄関は出入りのための通路としての役割が大きく、居室と比べて断熱や暖房が重視されることが少ないのが現状です。
そのため、暖房が効いているリビングやダイニングと比べると温度が低くなりやすく、「玄関が寒い」という感覚は、居室との温度差によるところが大きいのです。
特に冬場はこの温度差が顕著になり、玄関に足を踏み入れた瞬間に強い冷気を感じることも少なくありません。こうした温度差は、快適性だけでなく家全体の暖房効率にも影響を与えるため、見逃せないポイントと言えるでしょう。
2.玄関ドアの断熱性能が低い
玄関が寒くなる最大の原因は、玄関ドアの断熱性能の低さです。特に、古い住宅ではアルミ製の扉が多く使われていますが、アルミは熱伝導率が非常に高く、室内の暖かい空気を外に逃がしやすい素材です。冬場に触ると冷たいのはそのためです。
また、ドアにガラスが組み込まれている場合、特に単板ガラスでは断熱性能が低く熱がさらに逃げやすくなります。さらに、玄関ドアは大きいため熱が外に奪われる量も多くなります。
アルミは加工のしやすさや耐久性、コストの低さから長年採用されてきました。しかし近年は断熱性能を重視する傾向が強まっており、見直されつつあります。そのため、玄関の寒さ対策にはドアの断熱性能を改善することが重要です。
3.開口部からの熱の逃げ
玄関ホールに窓がある場合、そこからも熱が逃げやすいです。玄関ドアや窓のような「開口部」は、住宅の中で特に熱損失が多い部分で、古い住宅では開口部からの熱の逃げが全体の半分以上を占めることもあります。
また、玄関はリビングのように暖房が効いている空間ではないうえ、大きな開口部があるため、住宅の中でも特に冷えやすい場所といえます。
4.玄関周辺の空間構造
玄関は階段や廊下とつながっていることが多いですよね。これらの空間の窓からも熱が逃げたり冷気が入り込んだりするため、玄関全体が冷えやすい構造になっています。
リビングから廊下に暖かい空気が流れ込むことはありますが、開口部が多いとその空気も外へ逃げてしまいます。特に、玄関~廊下~階段が連続している住宅では、暖かい空気は階段を通じて上に上昇し、玄関を暖める効果がほとんどありません。
さらに、窓から入った冷気が下に溜まり(コールドドラフト現象)、玄関部の足元は最も冷気が滞留することになります。ここまでの条件が揃ってしまうと、玄関が寒くなるのも当然と思えてきますよね?
窓やドアなどから入った冷気が床に向かって流れ落ち、室内で冷たい気流が発生する現象を指します。この現象は、特に冬場に窓の断熱性が低い場合や開口部が多い家で顕著に起こります。このような流れが発生する理由は、冷たい空気は密度が高く暖かい空気よりも重いためです。
玄関の寒さ対策の重要性
玄関の寒さは普段の生活や健康面などに影響を及ぼします。すでに皆さんも寒さ対策の重要性を十分にご理解いただけていると思いますが、ここで一度まとめておきましょう。
- 寒さは健康に影響を及ぼす
- 玄関の寒さは、家の中での温度差を生み出しやすく、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
- ヒートショックのリスク
- 冷え性や風邪の原因
急な温度変化は血圧に負担をかけ、特に高齢者や持病がある方には危険です。足元から冷えることで、冷え性や風邪を引きやすくなるリスクがあります。 - 来客時の印象を左右する
- 玄関は家の顔ともいえる場所ですよね。お客様が玄関で冷たい空気にさらされると、家全体が寒い印象を与えてしまいかねません。特に冬場、温かい玄関は「おもてなし」の一環として重要ではないでしょうか。
- 住宅の寿命やメンテナンスへの影響
- 温度差で発生する結露は、玄関ドアや窓枠、壁材の劣化を早める原因となります。特に単板アルミサッシの窓には結露が発生しやすく、カビや劣化の温床となりがちです。寒さ対策をしっかり行うことで、家のメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。
- 生活動線の快適性・暖房効率向上
- 玄関が冷たいままだと、リビングなど暖房をつけている空間の熱も奪われやすくなります。玄関の寒さ対策をすることで、暖房効率が向上し、光熱費の節約にもつながるでしょう。また、玄関は家族全員が毎日利用する場所です。寒さが解消されると、生活のストレスが軽減し快適性が向上するはずです。
このように、玄関の寒さ対策は快適性だけでなく、健康リスクや住宅寿命に至るところまで多くの影響を及ぼします。
玄関の寒さを解決する方法
では、玄関の寒さを改善するにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?要素は大きく分けると下記の2つです。
開口部の断熱性能を向上させる
玄関からの冷気を防ぐ基本的な方法は、開口部の断熱性能を断熱リフォームによって高めることです。これにより、室内の熱が外へ逃げる根本的な原因を取り除くことができます。まず真っ先に思い浮かぶのが、もちろん玄関ドアの断熱化ではないかと思います。
1.玄関ドアの断熱化【カバー工法】
やはり玄関ドアを断熱性能の高いものに交換するのが効果的です。特に「カバー工法」を用いれば工事は1日程度で完了し、費用も抑えられます。性能の低い扉をそっくりそのまま断熱扉に置き換えるので、間違いなく性能が向上することになります。
一般的に玄関ドアの交換と言うとフレームも取り外すことになりますから、壁の一部を削り取るなどの大掛かりな工事になります。工期も数日〜1週間程度かかることになるため、場合によっては仮住まいへの引っ越しが必要になることもあります。
カバー工法 | 【特徴】 ・フレームは残したまま施工(外壁を傷付けない) ・短工期(約1日) |
---|---|
通常のドア交換 | 【特徴】 ・壁の一部を切り取りフレームごと交換する ・工期は数日〜1週間 |
カバー工法は工期の短さと費用の圧縮の両方から有利になるため、最近の玄関ドアリフォームとなると大半がカバー工法によるものではないかと思います。
玄関ドアよりも大きい開口部は、玄関とそこからつながる空間にはあまりないと思いますので、そういう意味では玄関ドアの改修が最適解と言えるでしょうね。
玄関ドアから冷気を感じる場合は非常におすすめ。最初に検討すべき対策だが、基本はリフォーム業者に依頼することになるためDIYは不可能。
2.DIYで玄関を断熱する
玄関の寒さ対策は、専門的なリフォームだけでなく自分で簡単に行える方法もあります。例えば、隙間テープで隙間風を防ぐ方法や扉に断熱ボードを貼り付けるといった方法です。
古い玄関の場合、玄関ドアの隙間があることも多く、この隙間を塞ぐことで簡易的に断熱対策ができます。ドアと隙間の幅に合った隙間テープがあれば簡単に対策ができますので、試しにやってみるのもおすすめです。
また、金属製の玄関ドアは熱伝導率が高く、冷気を室内に伝えやすいのが欠点です。断熱ボードを貼ることで、冷気の伝わりを大幅に抑えることができます。ただ、玄関ドア専用の断熱パネルは無いため、断熱ボード(ポリスチレンフォーム)を購入して両面テープや磁石等でDIYする必要があります。
ボードのままでは見た目を損なうため装飾シートで覆うことで美観を保てますが、DIY難易度が高いため誰にでもおすすめできる対策とは言えません。
DIYしたい方向けの対策。明らかに隙間風があるドアや、賃貸の鉄製ドアなどに効果があります。
3.窓の断熱改修
玄関ホール~廊下~階段のつながりに玄関ドア以外の開口部があるのであれば、そちらも併せて断熱リフォームの箇所に含めることをお勧めします。
仮に玄関ドアだけ断熱性能が高まったとしても、他の開口部の断熱性がそのままでは、窓側からの冷気は改善されません。むしろ、ドアからの冷たさを感じなくなったがために、窓からの冷気をより意識するようになったと言う声もいただくことがあります。
基本的に開口部の断熱リフォームと言うのは、リビングダイニングであればリビングダイニングすべての窓を改修するという考え方に基づいてプランを立てるのが大原則です。
ドアや壁で仕切られていない空間は同一空間とみなすことができますので、ここにある開口部も例外ではなく、玄関の寒さ解消を実現したいのであれば一緒に考えていく必要があるでしょう。
上図のように玄関ホールや階段に窓がある場合、それらも断熱リフォームの対象にするべきです。玄関ドアだけを改修しても、窓からの冷気が残れば寒さを解消できません。すべての開口部を一体的に改善することが重要です。
玄関ホールと空間的につながっている窓には非常に効果的。こちらもリフォーム業者に依頼することになるためDIYは不適。
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4.床の断熱強化
また、これは少々番外編ではあります。他の居室まで含めて考えていく話ではあるものの、床の断熱性能が低い場合には底冷えの大きな原因となりますので、必ず一度は目を向けてみてください。
玄関の性能が低い住宅において、他の部位の断熱性能だけが突出して高いということはほとんどありません。玄関の寒さが、玄関ホールや廊下の床面の冷たさから来ていることも非常に多いため、住宅の状況によっては床の断熱強化を織り交ぜてのリフォームプラン検討をお勧めします。
実際に、「開口部の断熱化工事を実施したけれども、底冷えが改善されないんです」というお悩みをご相談いただくことが毎年非常に多いです。
これは床が冷たいことを体が敏感に受け止めてしまっているからです。足元が冷たいと、人の身体は実際の室温よりも寒いと感じるようになっています。床下からの断熱リフォームをすることで、この原因となる底冷えを改善することができます。
玄関ホールや廊下の床が冷える場合、床の断熱性能を高めることも有効です。底冷えを防ぐことで、体感温度が大きく改善します。
1階の床の断熱性能を全体的に向上させられるため、居室も含めて断熱したいときにおすすめ。
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断熱境界線を作成する
さて、次に紹介する断熱境界線を作成すると言うのは、あまりなじみのない言葉かもしれません。読んで字のごとしではありますが、断熱する空間と断熱しない空間を分けてしまう考え方です。具体的には、廊下や玄関ホールに扉などを取り付けることで、冷気の移動を遮断してしまうことを指しています。
1.厚手のカーテン設置
お手軽で最も手っ取り早い方法としては、厚手のカーテンなどを設置することです。カーテンとカーテンレールだけ用意すれば済みますので、最初に試してみる対策としては効果的と言えます。
設置する場所としては、玄関ホールであれば上がり框の部分、階段への入り口など、カーテンを閉めたときに空間をぴっちりと仕切ることができるように設置することが大切です。
ポイントとしては、やや床に引きずる位の長さでカーテンを取り付けてみてください。出来る限りスキマを小さくすることで熱の移動を抑えるようにしないと、設置してもあまり効果を感じられないことになりますので注意しましょう。
さらに、カーテンによる境界線として有効な方法が、マジックテープを使った開閉をするやり方です。イメージするとすぐ分かるかと思いますが、カーテンはどうしても隙間を完全になくすように閉めるのは難しいものです。そこで、強制的にスキマを無くしてしまう方法として、カーテンと壁にマジックテープを貼り付けて貼り合わせる方法も効果的です。
出入りは多少しづらくなるものの、カーテンの脇からくる冷気が極端に少なくなりますので実のところかなりオススメの方法ではあります。
DIYも可能なため、最初の対策としてもおすすめ。ただし、寒い玄関のエリアを区分けするだけのため、玄関が暖かくなる訳ではない。
2.断熱ブラインドの活用
もう一つの境界線の設置方法として、断熱ブラインドがあります。カーテンほど柔軟に設置できるわけでは無いものの、玄関ホールや階段の入口を遮ることで熱の移動を押さえ込むことが可能です。
行き来が多い時間帯は開け閉めに手間を感じるかもしれませんが、閉めたときの効果としてはカーテンよりもずっと高いものがあります。
断熱ブラインドを玄関ホールに取り付けることで、玄関からの冷気を押さえ込むことができますので、玄関土間や廊下の断熱化には大きく貢献できるものなのです。
また、設置できるかに多少の条件はあるものの、玄関ドアの内側を断熱ブラインドで遮ることも効果的に働きます。もし設置できればドアを交換するよりも遥かに費用を抑えることが可能ですので、設置できるかどうかも含めて専門の業者に相談してみるのも良いかもしれませんね。
玄関ドアの交換よりも安価に対策が可能。「カーテン<断熱ブラインド<断熱玄関ドア」という位置づけ。
3.扉の増設
カーテンやブラインドはとても効果がありますが、より効果的なのは、ずばり扉を増設することになります。これは完全に室内(内装)のリフォーム工事となるため、断熱工事とは少し異なるかもしれませんが、断熱境界線を引くという意味では同じことです。
当然ながらドアが1枚増えることになるため、出入りの手間が増える点や、ドアの開閉ができるだけのスペースが必要になることは言うまでもありません。
おすすめは玄関ホールに横引きの引き戸を取り付けることですが、玄関のスペースを狭くしてしまう可能性が高いため、検討する際には注意が必要です。あまり広いスペースを確保できる見込みがない場合には、先述したカーテンや断熱ブラインドで検討してみると良いでしょう。
カーテンやブラインドよりも効果はあるが広いスペースが無いとできない。玄関ホールが吹き抜けの場合も難しい。
玄関の作りや扉の大きさ、廊下等との繋がり、連続する空間の窓の数なども総合的に考えないと、チグハグな対策になりかねませんので、悩んだ時には専門業者に相談する方が良いでしょう。
玄関の断熱リフォームにかかる費用
玄関の寒さ対策について解説してきましたが、これらの対策を実行に移す上で重要になるのが費用面の検討だと思います。
それぞれの対策ではどの程度の予算を用意する必要があるのでしょうか?かなりざっくりとした目安ではありますが、おおむね以下のような費用感になります。
隙間テープ | 数百円〜1,000円程度 |
---|---|
カーテン | 数千円~1万円程度 |
断熱ブラインド | 数万円~10万円弱 |
内窓リフォーム | 8万円~10万円(1箇所) |
玄関ドア | 50万円~80万円程度 |
床下断熱リフォーム | 50万円~70万円程度(床下全面) |
それぞれの対策で大きく金額が異なってくることが分かりますね。
基本的には費用が大きくなるのに比例して断熱効果も格段に向上していく関係にありますので、効果を肌で感じていただくにはある程度しっかりした対策を視野に入れましょう。
床下断熱リフォームについては、玄関そのものというよりも廊下・階段に対しての対策になります。目的としては居室への工事がやはりメインではありますので、リビング等の寒さ対策の延長として考えていただくのが自然かと思います。
おすすめ度 | |
---|---|
隙間テープ | ★★ |
カーテン | ★★★ |
断熱ブラインド | ★★★★ |
内窓リフォーム | ★★★★★(断熱ドアと同時がおすすめ) |
玄関ドア | ★★★★★(最もおすすめ) |
床下断熱リフォーム | ★★★ |
まとめ
玄関の寒さ対策は、快適な暮らしを実現するために欠かせないポイントです。玄関は外気にさらされやすく、住宅内の熱が逃げやすい部分であり、その冷えは日常生活や健康に影響を与える可能性があります。
対策としては、玄関ドアや窓などの開口部の断熱性能を向上させるリフォームが効果的です。また、断熱境界線を作ることで冷気の流入を防ぎ、効率的に暖かさを保つことができます。さらに、隙間テープや断熱ボードを活用したDIYも手軽で有効な方法です。
それぞれの家庭の状況に合った方法を取り入れて、玄関の寒さを改善し、快適な住環境を目指しましょう。
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