浴室の寒さ対策は「窓」が重要!リフォームの方法を解説|断熱リフォームの匠
コラム
投稿日 2020.12.07 / 更新日 2024.12.20
寒さ・暑さ対策
浴室の寒さ対策は「窓」が重要!リフォームの方法を解説

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廣澤 健一郎
環境省認定うちエコ診断士

地方公務員を経て、テオリアハウスクリニックに入社。前職の経験から断熱に関する補助金の取り扱い業務に精通しており、これまでに国や地方自治体の補助金手続きを多数経験。 書類の作成だけではなく、自ら現場に出て調査・工事に携わるなど、断熱の実務経験も豊富で、これまでに点検訪問した住宅は1,500件を越える。
寒い冬は、暖かいお風呂が恋しい季節ですね。なのに、浴室が寒すぎてお風呂に入るまでが憂鬱なんてことはないでしょうか。
浴室が寒い原因はいろいろあります。例えば、断熱材が入っていなかったり、床が冷たくなりやすいタイル張りだったり…。今回はいくつかある原因の中から、特に重要な「窓」についてお話しします。
窓から熱が逃げている
部屋の熱は、窓や壁、天井、床など、色々な場所から外へ出ていきますが、窓は他の場所より薄いことから熱がとても逃げやすい場所です。
環境省によると、室内から外に逃げていく熱のうち全体の58%は窓からであるとの事です。窓から熱が逃げにくくなるようにすることが、寒さ対策ではとても大切な事が分かります。


浴室の窓をリフォームする方法
窓のリフォームには2種類あります。1つは窓ガラスやサッシを取り替える方法、もう1つは内窓を取り付ける方法です。
窓の取り替え
今ある窓を断熱性能の高い窓に取り替えることで、暖かい空気が外へ逃げてしまうのを防ぐことができます。窓の取替えをする場合は、窓ガラスとサッシの両方を断熱性能の高い製品に変えましょう。窓ガラスだけを変えても、サッシが熱を伝えやすい素材では、そこから熱は外へ出ていってしまいます。
ただし、窓をサッシごと交換するには周囲の壁も開口する必要があります。大掛かりな工事になるため、この場合は浴室自体を断熱タイプのユニットバスに交換することも視野に入れておきましょう。
内窓
内窓は、今ある窓の室内側にもう一つ窓を作ることをいいます。窓と窓の間にできる空間によって熱の移動を防ぐことができます。既存の窓をそのまま利用するため大掛かりな工事にもならず、短工期・低コストでリフォームが可能です。


ただし、内窓の取り付けが難しい場合もあります。例えば、内窓をつけるともともとの窓が開けられなくなってしまう場合や、取り付けられるスペースがない場合です。その場合には、ガラスの交換やカバー工法、ユニットバスへの交換といった代替案を検討します。
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浴室の寒さをそのままにすると危険
浴室や脱衣所などが寒かったとしても、「寒いのが当たり前だから」とガマンしている方も多いのではないかと思います。
しかし、家の中の激しい温度差はとても危険です。なぜなら、急激な温度差で血圧が上がったり下がったりすると、心臓に負担がかかって脳卒中や心筋梗塞を引き起こす(ヒートショック)ことがあるからです。
暖房のきいたリビングから寒いお風呂場に行き、暖かいお風呂に入ることは、まさに血圧が急激に変化する状況です。脱衣所や浴室が寒ければ寒いほど、お風呂の湯船との温度差が広がってしまいます。これはヒートショックのリスクが大きくなることを意味します。
同じ建物の中での温度差を少なくし、健康を保ちましょう。
まとめ
今回は、浴室の寒さ対策についてご説明しました。窓から部屋の暖かい熱が外に出てしまうことは寒さを感じる大きな原因となります。寒さを感じる家は住心地も悪いですし健康にもよくありません。
断熱リフォームで暖かい家、快適な家を目指してみてはいかがでしょうか。


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1974年の創業から50年を超える歴史を持ち、住宅メーカーなど1200社以上の住宅のプロとも取引実績を持つ当社。日本でも数少ない断熱リフォーム専門店として、断熱工事に関するあらゆるお困りごとを解消すべく、技術とサービスを磨いて参りました。断熱性能は快適な暮らしを守る影の立役者。私どもはその裏方の仕事に誇りを持ち、期待を超える品質でお応えします。
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