内窓(二重窓)リフォームの業者選びのコツをプロが本音で解説|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2024.03.01 / 更新日 2024.07.23

内窓・窓リフォーム

内窓(二重窓)リフォームの業者選びのコツをプロが本音で解説

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矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。

こんにちは、断熱リフォームの匠の矢崎です。内窓(二重窓)リフォームは断熱性や防音効果、結露防止など多くのメリットがありますが、成功の鍵は信頼できるリフォーム業者の選定です。また、補助金を活用することで、費用を抑えつつ質の高い施工が可能になります。

当記事では、業者選びのポイントや実績・評判の確認方法、見積もりの比較、補助金の活用方法などについて詳しく解説します。

内窓(二重窓)リフォーム業者を選ぶ際の3原則

内窓リフォームを成功させるためには、まず専門知識と経験を持つ業者を選ぶことが大切ですね。内窓リフォームは一般的なリフォームとは異なる技術が求められるため、窓や断熱に特化した専門性の高い業者に依頼することで施工品質を高めることができます。

また、内窓リフォームの実績が豊富な業者を選ぶことも重要です。過去の施工事例からその業者の技術力や対応力を把握することができます。

さらに、口コミや評判をチェックして信頼性を判断することも欠かせません。インターネットのレビューサイトやSNSでの評価、知人や友人の紹介などを参考にして、信頼できる業者を見つけましょう。信頼性の高い業者に依頼することで、満足のいくリフォームを実現することができます。

業者選びの3原則

・専門知識と経験を持つ業者を選ぶ
・内窓リフォームの実績が豊富であることを確認
・口コミや評判をチェックして信頼性を判断

専門知識と経験を持つ業者を選ぶ

内窓のような断熱改修の施工には非常に幅広い知識が求められます。内窓選びに失敗すると、冬は暖かくても夏がとても暑いという状況にもなりかねません。何か質問をした時に明確な答えを返してくれるかどうかを確認しておきましょう。

(写真)冬場はサーモカメラを使って状況を確認してくれる業者もある。

(写真)トップライトに取り付けられた内開き型の窓。

 
以前、調査をしたときに天窓(トップライト)に内開き型の窓が取り付けられているのを見てビックリしたことがあります。確かに理論上は設置可能ですが、内窓は複層ガラスで構成されていてそれなりに重い窓です。

固定されているとしても、万一外れて落ちてきたらと想像すると怖くて私にはそういった提案は到底できません。ただ売ろうとするだけでなく、しっかりと「これは不向きです」という説明が出来るかどうかも信頼のおける会社を探すには必要な要素だと思います。

業務への慣れ具合も確認すべき

たとえ知識が豊富でも実務はまた別の問題です。膨大な数の商品がありますし、業務に不慣れだと要望とは異なる窓を見積もりで提示してきたり、費用の辻褄が合わなかったり、間違って希望とは違った発注してしまったり、と言うことも十分考えられます。
 
やり取りをしていて「あまり慣れてないのかな?」と感じる会社は避けたほうが後々のトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

責任感やコミュニケーション力があるか

私が日々自分に言い聞かせようとしていることに「業者は自分たちの目線で考えてお客様を置き去りにしてしまいがち」というものがあります。実際、SNSや動画サイトでは内窓リフォーム業者に対しても様々な不満や不安の声があることに気付かされます。
 
本当はこの色にしたかったけど、業者さんに押し切られて断れずに選んで後悔している」「見積もりが全て口約束で行われたため欲しかったのとは違う商品で取り付けられてしまった」など、状況は多種多様です。適切な商品を提案できるだけの知識やスキルは当然の前提として、やはり大切なのはお客様の意図を汲み取ろうとする気持ちを持つことだなと思います。

内窓リフォームの実績が豊富であることを確認

内窓リフォームの業者を選ぶ際には、その業者の実績と評判をしっかりと確認することが重要です。まず、業者のホームページやSNSで公開されている施工事例をチェックしましょう

施工事例

(写真)ホームページに公開されている施工事例。その業者がどういった案件をこなしているかがわかる。

(写真)内窓リフォームの取り扱いをしっかり明記している業者であるかも確認のポイントだ。

 
施工事例を見ることで、その業者がどのようなリフォームを手掛けてきたのか、具体的な実績や技術力を把握することができます。

口コミや評判をチェックして信頼性を判断

口コミサイトやレビューの評価も参考にすると良いでしょう。実際にその業者を利用した顧客の声を聞くことで、サービスの質や対応力についてリアルな情報を得ることができます。特にGoogleマップの口コミは客観性が高いため、確認することをおすすめします

(写真)Googleの口コミは客観性が高いため必ず確認しておきたい。

(写真)実際に施工した人の体験談はもっとも信頼性の高い情報と言える。

 
さらに、知人や友人からの紹介も非常に有効です。身近な人の体験談は信頼性が高く、業者選びの大きな参考になります。これらの方法を駆使して、信頼できる業者を見つけることが、満足のいく内窓リフォームの第一歩となります。

見積もりを取って業者を比較する

内窓リフォームを行う際には、複数の業者から見積もりを取り、その内容を詳細に比較することが大切です。もしかすると「せっかく来てもらったのに悪いかな」と感じるかもしれませんが、業者はプロですから相見積もりももちろん想定内です。複数の業者から見積もりを取ることで、費用や施工内容に対する相場感を把握することができます。

見積もり調査中

ただし、単に費用の安さだけで業者を選ぶのは避けるべきです。見積もりの際には、施工内容や使用する材料の質も注意深く確認しましょう。安価な見積もりが提示された場合、その裏には材料の質が低かったり、施工の手抜きがある可能性もあります。

また、見積もりの際には金額以外にも分かることがたくさんあります。話しをする中で、「この業者になら任せられそうだな」や「この業者は合わないかも知れないな」と肌で感じられるものです。

内窓は業者が違っても商品のレパートリーがほとんど変わりません。だからこそ、費用、施工内容、業者の質を総合的に考慮し、適正な価格で高品質なリフォームを提供してくれる業者を選ぶことが重要です。

見積もり時のポイント

・複数の業者から見積もりを取り、内容を比較
・費用だけでなく、施工内容や業者の質も考慮
・安すぎる見積もりには注意が必要

補助金の取り扱いができる業者か

内窓リフォームは補助金制度を活用することで非常にお得な価格で施工することができます。そのため、相見積もりをするときに必ず確認したいのが「補助金を受け取るための事業者登録をしているか」です。事業者登録していない業者の場合、国と補助金のやり取りをする資格がなく工事をしても補助金を受けとれないので注意しましょう。(先進的窓リノベ2024事業のHPには事業者一覧が公開されています)

また、意外かも知れませんが補助金についての知識に乏しい会社は珍しくありません。補助金という言葉を口にしただけで面倒くさそうにされたり、中には「補助金は自分でやってください」と言われた方もいらっしゃいました。

国の子育てエコホーム支援事業や先進的窓リノベ2024事業は、「自分でやってください」がそもそも成立しませんし、市区町村や県の補助金も知識がないと手続きに時間がかかったり、簡単には申請ができないものです。それらの手続きも含めてお願いできる窓業者さんを探すようにしましょう。

補助金申請のポイント

・業者が補助金の事業者登録をしているか
・業者が補助金申請を代行してくれるか

まとめ

今回は内窓リフォームでの業者選びのポイントを解説しました。工事の満足感を高めるには値段だけでなく、商品知識の豊富さや適切な商品の提案力、信頼感や誠実さといった要素が欠かせません。もし内窓リフォームの業者を検討の際はこのコラムを参考にしていただけると幸いです。

矢崎
矢崎
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1974年の創業から50年を超える歴史を持ち、住宅メーカーなど1200社以上の住宅のプロとも取引実績を持つ当社。日本でも数少ない断熱リフォーム専門店として、断熱工事に関するあらゆるお困りごとを解消すべく、技術とサービスを磨いて参りました。断熱性能は快適な暮らしを守る影の立役者。私どもはその裏方の仕事に誇りを持ち、期待を超える品質でお応えします。

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