室温35℃超えを経験した家が35%も!東京都の調査から見直す根本的な暑さ対策|断熱リフォームの匠
コラム
投稿日 2026.07.16
寒さ・暑さ対策断熱リフォーム
室温35℃超えを経験した家が35%も!東京都の調査から見直す根本的な暑さ対策
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廣澤 健一郎
環境省認定うちエコ診断士
地方公務員を経て、テオリアハウスクリニックに入社。前職の経験から断熱に関する補助金の取り扱い業務に精通しており、これまでに国や地方自治体の補助金手続きを多数経験。 書類の作成だけではなく、自ら現場に出て調査・工事に携わるなど、断熱の実務経験も豊富で、これまでに点検訪問した住宅は1,500件を越える。
年々厳しさを増す日本の夏。近年では最高気温35℃以上の「猛暑日」が珍しくなくなり、気象庁では40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶことが決まるなど、これまでとは異なる暑さが私たちの暮らしを脅かしています。
一方で、長い時間を過ごす「住宅」の暑さ対策は十分とは言えません。東京都が令和8(2026)年6月に公表した「夏の住まいに関する意識調査」では、多くの家庭が室内の暑さや冷房効率、電気代に悩んでいる実態が明らかになりました。
今回は東京都の調査結果をもとに、住宅の暑さの実態を読み解きながら、冷房に頼り切らない根本的な暑さ対策として注目される断熱リフォームについて、断熱リフォーム専門店「断熱リフォームの匠」が解説します。
目次
【驚きの結果】室温35℃超えの経験と、家計を圧迫する電気代
東京都が都内の持ち家に住む1,200名を対象に行った調査によると、自宅の室温を測定したことがある人(693人)のうち、実に34.9%が「35℃以上の高温を経験した」と回答しています。

室温35℃は、熱中症のリスクが非常に高まる危険な温度です。熱中症というと屋外のイメージがありますが、実際には住宅内で発症するケースも少なくありません。特に高齢者は暑さを感じにくく、室温が高くても冷房を控えてしまう場合があるため注意が必要です。
また、夏の自宅での暑さで困っていることとして、次のような回答が上位となりました。
- 位:電気代が高くなる(37.3%)
- 位:日中、家にいても暑くて不快(27.1%)
- 位:夜寝付けない・何度も目が覚める(26.7%)
さらに、「夏場の電気代を負担に感じる」と回答した人は84.3%に上り、多くの家庭で電気代の高騰が家計の負担となっていることも分かっています。

また、約4人に1人が「夜寝付けない」「何度も目が覚める」といった睡眠への影響を感じている点も見逃せません。睡眠不足は疲労の蓄積や日中の集中力低下にもつながるため、夏の住環境は健康にも大きく影響していることがうかがえます。
約6割が実感。「冷房で冷やすだけ」では限界がある
当調査では、「冷房で冷やすだけでは限界があると感じる」と回答した人も56.8%に達しました。「冷房を使用していても暑さによるストレスを感じることがある」と答えた人も56.6%に上っています。
つまり、エアコンを使っていても、2人に1人以上が十分に快適とは感じられていないということです。

限界を感じる理由として、最も多かったのが「冷房をつけると電気代が高くなりすぎる(68.0%)」でした。次いで「冷房をつけても部屋が冷えるまでに時間がかかる(35.4%)」「就寝時つけ続けるのに抵抗がある(32.3%)」「冷房を強くすると体調が悪くなる(30.1%)」と続いています。

エアコンは室内の空気を冷やす設備ですが、住宅自体の断熱性能が低いと、屋根・天井・壁・窓などから外の熱が次々と侵入してきます。その結果、せっかく冷やした空気がすぐに暖められ、エアコンは長時間フル稼働することになります。
つまり、「電気代が高い」「部屋がなかなか冷えない」「エアコンを止めるとすぐ暑くなる」といった悩みは、住宅そのものの性能が関係している可能性があります。
だからこそ、「冷やす」という対症療法だけでなく、「熱を家の中へ入れない」という根本的な考え方が重要になっています。
「熱を入れない家づくり」へ。鍵となる断熱リフォーム
また、断熱リフォームなど「家そのものの暑さ対策が必要」と感じている人は63.0%に達しました。さらに、「外からの熱を家の中に入れない家づくり(断熱・遮熱リフォーム)」に興味がある人も55.5%という結果となっています。

これは、多くの人が「冷房を強くする」のではなく、「そもそも暑くなりにくい家にしたい」と考え始めていることを示しています。
住宅の断熱性能を高めることで期待できる効果には、
- 外からの熱が入りにくくなる
- エアコンの効率が向上する
- 電気代を抑えやすくなる
- 室温が安定し、快適に過ごしやすくなる
などがあります。
近年では、夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さ対策や省エネ、健康面などの観点からも断熱性能の重要性が注目されています。
古い住宅ほど断熱性能を見直す価値がある
東京都の調査では、自宅の断熱性能について「等級1〜3(現行基準以下)」と回答した人が25.4%に上りました。さらに、そのうち67.8%が断熱リフォームに関心を示しています。
築年数の古い住宅では、現在の省エネ基準と比べると断熱材が少なかったり、十分な性能を持っていなかったりするケースがあります。また、断熱材が施工されていても、施工方法や経年変化によって本来の性能を十分に発揮できていない場合もあります。
「夏になると2階だけ極端に暑い」「エアコンが効きにくい」といった症状がある場合は、一度住宅の断熱性能を確認してみる価値があるでしょう。
補助金制度を知ることが、断熱リフォームの第一歩
住宅の暑さ対策に関する補助制度について「内容まで詳しく知っている」「名前は聞いたことがある」と回答した人は35.2%でした。つまり、約3人に2人は制度をほとんど知らないという結果です。
一方で、助成制度を知っている人の77.0%が断熱リフォームに興味を示しており、制度を知らない人(43.8%)と比べて30ポイント以上高い結果となっています。
現在は国や自治体で、窓や床、天井などの断熱改修を対象とした補助金制度が用意されています。制度を活用すれば、費用負担を抑えながら住宅性能を向上できる可能性がありますので、「断熱リフォームは高そう」と思っている方も、一度対象制度を確認してみることをおすすめします。
暑さ対策は「住宅性能」を見直す時代へ
調査結果から見えてきたのは、「エアコンを増やす」「設定温度を下げる」だけでは、多くの家庭が快適さを実感できていないという現実です。
住宅の断熱性能を高めることで、
- 夏でも室温が上がりにくい
- エアコンの効きが良くなる
- 電気代を抑えやすくなる
- 睡眠環境や生活の快適性の向上が期待できる
など、住まい全体の快適性を改善できる可能性があります。
もし、「夏になると家の中が暑すぎる」「エアコンをつけてもなかなか涼しくならない」「毎年電気代が気になる」と感じているのであれば、その原因は住宅の断熱性能にあるかもしれません。
断熱リフォームの匠では、無料の断熱調査を通じて、ご自宅の断熱材の状態や改善方法をご案内しています。まずは住まいの現状を知ることから、快適な夏への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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1974年の創業から50年を超える歴史を持ち、住宅メーカーなど1200社以上の住宅のプロとも取引実績を持つ当社。日本でも数少ない断熱リフォーム専門店として、断熱工事に関するあらゆるお困りごとを解消すべく、技術とサービスを磨いて参りました。断熱性能は快適な暮らしを守る影の立役者。私どもはその裏方の仕事に誇りを持ち、期待を超える品質でお応えします。
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