もはや必須!家の「断熱」を行うには|断熱リフォームの匠

コラム

2020.12.15 / 2021.06.29

建物・暮らしの知識断熱リフォーム

もはや必須!家の「断熱」を行うには

床断熱の搬入

WRITER

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矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

株式会社テオリアハウスクリニック入社後、断熱事業に携わる。現在は既存住宅の断熱調査を中心に、セミナー講師や各媒体からの取材など、社内の断熱体制強化にも取り組む。

「家の断熱に興味があります。家の断熱性能を高めるメリットや方法について詳しく知りたいです。」

このような方のためにこのページでは

  • 断熱性能が高い家の強み
  • 家の断熱性能の決まり方
  • 家の断熱性能を高くする方法

についてご紹介していきます。

断熱性能が高い家の強み


そもそも家の断熱はどうして重要なのでしょうか?それは、「快適な住まい」に断熱は欠かせないからです。

快適な住まいとは具体的には「夏は涼しくて冬は暖かい家」です。

私たちは

  • 暑さをなくすための冷房
  • 寒さをなくすために暖房

といった具合に、住まいの温度を季節に応じて調整しながら過ごしていると思います。

じつは、冷暖房の効き目は「家の断熱」によって大きく変わることをご存知ですか?

もしあなたが

  • 冷房をつけてもむし暑さがなくならない
  • 暖房をつけても肌寒いし足元も冷えたまま

と感じてしまうことがあれば、それは家が「断熱」できていないことが原因です。


家の断熱は私たちの「体感温度」に大きな影響を与えます。

断熱ができていないと室温と実際に感じる温度とでズレができてしまいます。

その証拠に、エアコンの設定温度は「夏28℃、冬20℃」が理想ですが、これよりもかなり上げ下げしているのではないでしょうか。

これは別にエアコンの調子が悪いからでも設定温度そのものが間違っているからではありません。

忘れられがちですが、家そのものも夏は暖められて熱くなりますし、冬は冷やされて冷たくなります。その状態でいくら内側だけを「暖かくしよう、涼しくしよう」としてもうまくいかないのです。

それを解決できるのが「断熱」です。断熱性能を高くすると、夏は暑さが、冬は寒さが伝わりにくくなりとても快適に過ごせるようになります。

家の断熱性能の決まり方

では、家の断熱性能はどのようにして決まるのでしょうか。
ポイントは「断熱材」と「窓」の性能です。

断熱材の性能


断熱材は熱が伝わりにくい素材でできている建材で、これを家に使うことで断熱性能を上げることができます。

断熱材と一言でいっても様々な種類がありますし施工方法も様々ですが、いい断熱材を使っていれば家の断熱性能は高くなります。

逆に断熱材が使われていなかったり性能の低い断熱材が使われていると、家の断熱性能は低くなります。

また、断熱材にとって大切なのは「施工品質」です。

断熱材の効果は施工品質で大きく変わると言われています。例えば、一部分でも剥がれや落下があると、全体の性能も大きく下がってしまいます。

エアコンをつける時は窓を閉めないといけないように、断熱材も全体がしっかりと施工されている必要があります。

窓の性能


窓の性能は家全体の断熱性能にとても大きな影響を与えます。なぜかというと、窓は家の中でも特に熱の出入りが激しい場所だからです。

具体的には

  • 夏は約70%の熱い空気が窓から伝わる
  • 冬は約50%の暖かい空気が窓から逃げる

といわれています。
これは、窓が壁などに比べてとても薄い事が原因です。

外の光を取り込んだり部屋の換気をするためにはとても大切な窓ですが、同時に寒さや暑さの原因にもなってしまいます。

「窓の性能で家そのものの断熱性能も大きく変わる」ということを覚えておきましょう。

家の断熱性能を高くする方法

「私の家にはいい断熱材や窓が使われていないのかも知れない・・・どうすればいいの?」

こう思われた方におすすめしたいのが「断熱リフォーム」です。実は断熱性能は後からでもリフォームにより高くする事ができます。

断熱リフォームの中でも特に簡単に行うことができ、より大きな効果を得られるのは「窓」のリフォーム、具体的には「内窓の取り付け」です。

内窓の取り付け


内窓は二重窓とも呼ばれていて、元々の窓の上から性能の高い窓を新たに取り付けるリフォームです。

内窓は大がかりなリフォームと違ってどこかを剥がしたり取り除いたりする必要がないので簡単に行うことができます。

それでいて大きな効果が得られるのも内窓の特徴です。

もし「家の断熱性能を高くしたい」と思った時はまずは内窓の取り付けを検討してみましょう。

断熱材の設置

床断熱リフォーム
断熱材が使われていなかった場所に断熱材を入れたり、元々の古い断熱材を最新モデルのものと交換することで、家の断熱性能を上げることができます。

断熱材を入れる場所は

  • 天井
  • 床下

などです。断熱材を入れる方法は

  1. 現在の壁や床を取り除いて入れる
  2. 床下や小屋裏に断熱材を直接持ち込む(非破壊工法)

という2つの方法があります。
①は家の内装ごと取り替えてしまうので、部屋全体を新しくすることができますがその分費用がかかります。

②は部屋の内側はそのままに、断熱材だけを交換・設置する方法で、①に比べて費用は安く・工事期間は短くなります。

もし「家の断熱性能だけを目的としたリフォームをしたい」という場合は非破壊工法がおすすめです。

自分で家の断熱性能を高くするには?


断熱性能といっても、特別なことばかりではありません。

私たちは無意識に色々な「断熱」をおこなっています。例えば、厚着をすることも断熱ですしカーペットを敷くことも断熱です。

いくつかの自分でできる断熱方法をご紹介します。

  1. 窓に新聞紙やプチプチなどの緩衝材を貼る
  2. 床にジョイントマットを敷く
  3. カーテンを厚手のものに変える

などです。

これらの方法は本格的な窓や断熱材のリフォームに比べるとお手軽に行うことができますが、その分効果は控えめですし、部屋の見た目も大きく変えなければいけません。

「家をしっかりと断熱したい」という場合は、窓や断熱材のリフォームを検討しましょう。

まとめ

今回は、家の断熱性能を上げるメリットや方法についてご紹介してきました。

まだまだ広くは知られていませんが、家の断熱は快適な暮らしを送る上でとても大切です。

また、新築から時間が経ってしまった家でもリフォームにより断熱性能を上げる事ができます。寒さや暑さの悩みを大きな改善につながりますで是非検討してみてはいかがでしょうか。

断熱リフォームの匠では内窓の取り付けや非破壊工法での断熱材の設置を行なっています。

床下や小屋裏に入って現在の断熱材の性能を調べるための無料調査も受け付けていますので、お気軽にご相談ください!