補助金を有効活用して2階の暑さ対策で断熱リフォームを実施|断熱リフォームの匠
お客様の声
2022.11.08
2階夏の快適断熱プラン
補助金を有効活用して2階の暑さ対策で断熱リフォームを実施
都道府県 | 東京都 |
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建物種別 | 木造 |
築年数 | 15年 |
施工面積 | 約60㎡ |
概算費用 | 約900,000円 |
施工日数 | 2日 |
お悩み | ヒートショックが気になる。 寒暖に対する快適性を良くしたい。 |
非破壊断熱の工事を依頼しました。工事の完成度が高く、断熱効果を実感しています。補助金の活用もわかりやすく説明していただきました。
東京都日野市 S様
今回は「2階夏の快適断熱プラン」の施工事例をご紹介いたします。
寒暖差が大きく、特に2階の暑さにはご家族みんなが悩まされているとのことでした。
断熱性能の調査
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まずは小屋裏に進入して断熱性能の調査を実施させていただきました。
一見すると屋根裏空間には断熱材がちゃんと敷設されているように見えます。
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しかし注意深く見てみると、ダウンライト等の機器や配線が断熱材を押しのけているのが分かります。
断熱は隙間がなく断熱層が連続していることに意義があります。これでは断熱材は本来の効果を発揮することができません。
また、断熱材の厚みを計測したところ100mm程度のようでした。
国が定める省エネルギー基準はグラスウール換算で160~200mm程度であることから、現在の基準に達していないことも分かります。
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さらに、屋根裏空間と壁の中とで空間がつながっていることが分かります。
実はこの状態は断熱材が夏の室温上昇を防ぐ上で非常にマイナスとなります。
というのも、今の状態では壁の中にも高温の空気が自由に出入りできることから、部屋全体が熱気に囲まれることになります。
このことが、室内で冷房を使ってもなかなか涼しくならなかったり、冷房を切った瞬間またすぐに暑くなる原因となっているのです。
断熱性能の不足が暑さの原因であることがはっきりしましたので、具体的な改修プランをご提案し、施工依頼を頂くこととなりました。
全体の流れ
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断熱リフォーム工事ではまず、「気流止め」と呼ばれる作業を実施します。
先ほどもご紹介した通り、暑さ対策では壁内の上昇気流を抑制することが非常に重要となります。気流止めをしっかりと行うことで屋根裏の熱気が壁内に移動するのを防止する効果が期待できます。
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気流止めが完了したら、いよいよ断熱材の追加をしていきます。
断熱材はセルローズファイバーを使用します。セルローズファイバーは棉状の断熱材です。
その性質上、ダウンライトや配線といった障害物の多い小屋裏でも隙間なく積層することができ、高い断熱性能が期待できます。
国が定める省エネルギー基準を満たせるよう、断熱層が160mmになるように積層していきます。時間経過とともに自重で沈み込んでいく事が想定されるため、施工時には200mm厚で吹き込みます。
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施工後の小屋裏です。既存の断熱材の上から積層し、隙間がなくなったのが分かると思います。
セルローズファイバーは自身の効果に加え、既存の断熱材が本来の性能を発揮できるようにする効果も見込めます。
既存+新設の断熱材でより高い断熱性能にすることが可能なのです。
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2階の各部屋では窓の断熱化も実施しました。具体的には内窓を設置することで二重窓にする工事です。
内窓は住宅の断熱性能を高めるのに非常に効果的で、取り付けておけばエアコンで暖かさや涼しさをすぐに感じれるようになります。
内窓の効果は天井・床下の断熱リフォームと併せて行えばさらに増し、より過ごしやすい部屋にすることができます。
実際今回「お客様の声」にもある通り、断熱工事による効果を実感していただけているようで嬉しい限りですね。
施工の時期で補助金額も変わる!?
実は今回ご紹介したお客様は、天井の断熱リフォームは4月、2階の窓の断熱化は10月と別々の時期に実施しています。
というのも、窓の施工は補助金を活用したかったので、施工をあえて交付が決まった10月のタイミングにしたのです。
補助金を最大限に有効活用するには、工期を分けた方がいい場合もあるという良い例だと思います。
どのような補助金をどれくらい活用できるかは住んでいる地域や施工部位、施工時期などで変わってきます。
そのため、まずはお気軽にご相談いただくのがいいかなと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。