「玄関土間より廊下の温度が5℃高かったのは、床下断熱のおかげだと思います」|断熱リフォームの匠

お客様の声

2025.05.27

2階夏の快適断熱プランその他

「玄関土間より廊下の温度が5℃高かったのは、床下断熱のおかげだと思います」

お客様の声

外気温6℃、以前は室内もほぼ同じ温度でしたが、今は暖房器具を使用していなくても13℃に保たれています。
二重窓にしたり断熱ドアにしたりも同時期にしたので、相乗効果も有りますが、玄関土間部分より廊下部分の温度がが5℃高かったのは絶対に床下断熱のおかげだと思います!
 
千葉県船橋市 S様

天井断熱および床下断熱工事の事例をご紹介いたします。

こちらのお客様のご相談内容は、和室を洋室へリフォームするのにあわせて、住まい全体の快適性を高めるにはどうしたらよいかという点です。すでに二重窓の設置や玄関ドアの断熱工事をされていたため、屋根裏・床下での断熱性能の強化が必要か確認するために調査に伺いました。

調査の結果

調査の結果、屋根裏や床下の断熱材は築年数なりの仕様であり、現在の基準から見ると断熱性能が十分とは言えない状態でした。

天井に使われていた断熱材は厚さ約50mmであり、現在の基準に当てはめると性能としては十分とはいえません。

(写真)屋根裏断熱の施工状況。

(写真)一部70mmほどあるものの、断熱材の厚みとしては不足している。

 
床下断熱材の厚みは約40mmでした。2025年4月から新築住宅に義務化された「断熱等級4」の基準に照らすと、理想の厚みは現在の約2倍程度になります。

(写真)床下断熱の施工状況。

(写真)厚みは約40mm。

 
また、建物内の空気の流れを制御する「気流止め」が施されていない点も確認されました。
気流止めが行われた物件とそうでない物件では、隙間風の度合いから違ってきます。気流止めがないと、断熱材本来の力が十分に発揮されないため、しっかりとした施工が求められます。

(写真)屋根裏から壁内部につながる隙間。100mmほど空間があり、屋根裏の暑い空気が壁内に入り込み部屋全体を暑くする原因。

(写真)床下から壁内部につながる隙間。床下の冷たい空気が入り込み、部屋が冷える原因。

 
これらの点をお客様にご説明し、屋根裏と床下の断熱リフォームをご提案しました。

断熱リフォームの様子

まずは気流止めを施工し、空気の出入りを抑える下地を整えてから、屋根裏と床下の両方に断熱施工を施していきます。

(写真)屋根裏の気流止め施工前。

(写真)屋根裏の気流止め施工後。

 
天井にはセルローズファイバーという綿状の断熱材を吹き込み処理をします。
この素材は隙間にもしっかり入り込みやすく、複雑な木組みの天井でもムラのない断熱層を作れるのが大きな特徴です。

(写真)屋根裏断熱施工前。

(写真)屋根裏断熱施工後。もともとある梁が隠れるほど断熱層ができている。

 
床下には、厚さ80mmの高性能ボード状グラスウールを使用しました。
既存の断熱材はそのままに、下から新たに断熱材を追加する形で施工しています。そのため、断熱層の合計の厚みも増し、断熱等級4の基準を超える厚みを実現しました。

(写真)床下断熱施工前。

(写真)床下断熱施工後。

 
すでに内窓や断熱ドアを設置済みだったこともあわせて、今回の断熱リフォームによって、住まい全体の断熱性能は大きく向上しました。しっかりと気流止めを行ったうえで断熱施工したことで、冷暖房効率が高まり室内の快適性もさらにアップしたことと思います。

築年数が経過したお住まいでも、断熱リフォームを行うことで住み心地は大きく改善できます。
断熱リフォームの匠では非破壊工法を採用し、住みながら施工を行うことができるため、日常生活の負担を最小限にしながら断熱性能を高めることができます。

少しでもご興味がありましたら、ぜひお気軽に無料の断熱調査をご利用ください。お客様の暮らしに寄り添ったご提案をさせていただきます。

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施工データ

都道府県 千葉県
建物種別 木造
築年数 約25年
施工面積 約50㎡
概算費用 約1,200,000円
施工日数 2日間
お悩み 和室を洋室にするリフォームをする予定で、一緒に断熱の強化を図りたい。