「2階へ行く階段の途中の窓も二重窓にして、階段を登る途中から暖かさを感じます」|断熱リフォームの匠
お客様の声
2025.02.03
2階夏の快適断熱プラン
「2階へ行く階段の途中の窓も二重窓にして、階段を登る途中から暖かさを感じます」
2階の真夏の暑さがひどく、秋に 天井の断熱をお願いしました。 感じのいいスタッフさんが手際よく作業していただいたので思っていたよりもスムーズに完了しました。
2階へ行く階段の途中の窓も二重窓にして、階段を登る途中から暖かさを感じます。
今のところ 12月末でも2階は暖房を使っていません。来年の夏が楽しみです。
千葉県佐倉市 O様
『2階夏の快適断熱プラン』の事例をご紹介します。
今回ご依頼いただいたのは、二階建て住宅の断熱リフォームです。2階の3部屋のうち既に2部屋で内窓を設置済みでしたが、夏場には室温が38℃にも達し、階段を上がる途中からムッとした熱気を感じる状態でした。
調査の結果
調査の結果、屋根裏に断熱材がまったく入っていない「無断熱」の状態であることが判明しました。この状態では、屋根裏の高熱(夏場には50~60℃に達する)が天井を通じて室内に直接伝わってしまいます。これにより、二重窓にしていても暑さを十分に防ぎきれないのです。
また、階段にある窓は断熱対策がされておらず、これも暑さを助長する要因のひとつと考えられます。
以上の状況を報告し、暑さ対策としての天井断熱工事と併せて階段途中の窓に内窓を追加設置をご提案しました。
断熱リフォームの様子
天井の断熱工事では、まず「気流止め」という重要な作業を行います。
一般的な日本の木造住宅では、屋根裏から壁の中まで空間がつながっており、そこを通じて空気が自由に移動してしまいます。この状態で断熱材だけを追加しても、熱い空気が壁を伝わって室内に入り込み、十分な断熱効果を得られません。
気流止めは断熱工事の要です。壁内の空気の流れを遮断することで、熱の侵入を防ぐことができるため、特に念入りに作業を行います。


断熱材はセルローズファイバーを使用します。セルローズファイバーは綿状の断熱材で、専用の機械とホースを使って天井裏に吹き込みます。
この工法では天井を剥がす必要がなく、隙間なく断熱材を充填することが可能です。木材が複雑に配置された天井裏でも、セルローズファイバーがしっかり隙間を埋めてくれるため、高い断熱効果を発揮します。
施工後の天井裏は断熱材で隙間なく覆われており、施工前後を比べるとその違いが一目瞭然です。


施工後、お客様から「12月末でも2階は暖房をつけることなく、快適に過ごしている」とのお声をいただきました。実は、天井の断熱工事は夏の暑さ対策だけではなく、冬の寒さ対策としても効果があります。
暖かい空気は上昇気流となって、最終的には住宅の2階の天井に到達します。この部分の断熱性能が高くなることで、温かい空気が屋根裏に逃げていくのも防止することができるという理屈です。
天井の断熱工事で2階の寒さが緩和されたと感じる方は多く、住宅の快適性を高める上ではかなり重要な位置であることが分かりますね。
また、断熱工事とは異なりますが、床下の環境改善のための対策として、シロアリの薬剤散布工事および防湿シートの設置工事も合わせてご依頼をいただきました。


住宅を長く快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。
現在の住まいをさらに快適にするためにも、断熱リフォームという「住まいのアップグレード」を検討してみませんか?
施工データ
都道府県 | 千葉県 |
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建物種別 | 木造 |
築年数 | 約40年 |
施工面積 | 約60㎡ |
概算費用 | 約1,200,000円 |
施工日数 | 3日間 |
お悩み | 屋根からの熱がすごい。階段を上っていくとムワッっとする。 |